~食品安全・環境評価を支える高度分析技術の最前線~

近年、食品安全への関心の高まりや環境規制の強化を背景に、食品・環境分野における微量物質分析の重要性が増しています。さらに、PFAS、農薬、ダイオキシン、動物用医薬品、アレルゲン、ニトロソアミン類など分析対象の多様化や低濃度化が進む中、高感度・高精度かつ効率的な分析技術へのニーズが一層高まっています。

 本フォーラムでは、食品・環境分野で分析業務に携わる皆様を対象に、微量物質分析に関する最新の技術動向や分析ソリューションをご紹介します。実際に当社製品をご活用いただいているユーザーの皆様をお招きし、分析業務の高度化や課題解決に向けた取り組み、実践的な活用事例をご講演いただきます。

 食品と環境という異なる分野の知見や経験を共有しながら、日々の業務に役立つ新たな視点やヒントを得ていただける貴重な機会です。さらに、講演者と参加者の皆様との情報交換の場もご用意しておりますので、知見の拡大やネットワーク構築の機会として、是非ご参加ください。

プログラム

10:00~10:10  開会のご挨拶

10:10~10:55  タンデム四重極質量分析計を活用した微量物質分析ソリューションの紹介

日本ウォーターズ株式会社 永田 万理

複雑なマトリックス試料に最適な高感度・高堅牢性タンデム四重極質量分析計と、直感的な操作性で分析ワークフローを効率化する最新ソフトウェアを中心とした微量物質分析ソリューションをご紹介します。さらに、食品 PFAS や動物用医薬品分析などの最新分析事例に加え、APGC イオン源の特長や活用事例ついても解説します。

10:55~11:35  LC-MS/MS による市販スキーワックス中 PFAS の濃度・組成解析

国立研究開発法人産業技術総合研究所 山﨑 絵理子 様

スキーワックスに使用される PFAS は、その使用に伴う環境への放出が懸念されていますが、その含有濃度や組成に関する情報は限られています。本講演では、市販製品を LC-MS/MS により分析した事例を紹介し、製品間の濃度・組成の違いと、環境試料中の PFAS プロファイルを解釈する上での意義について解説します。

11:35~11:45  休憩

11:45~12:25  窒素キャリアガスを用いた APGC-MS/MS によるダイオキシン類の測定法

埼玉県環境科学国際センター 竹峰 秀祐 様

近年、国内では、ダイオキシン類の代替測定法の検討が進められています。その中でも、窒素をキャリアガスとして用いた APGC-MS/MS は、ダイオキシン類を高感度に測定できることが実証され、有力な代替測定法の一つとして注目されています。本講演では、窒素キャリアガスを用いた APGC-MS/MS によるダイオキシン類の測定法について、測定条件の検討、分析感度の評価および実試料への適用結果を中心に解説します。

12:25~13:30  休憩

昼食は弊社でご用意いたします。会場へ飲食のお持込はご遠慮いただいております。

昼食が不要な方は近隣の飲食店等をご利用ください。

13:30~14:10  Andrew+ を用いた残留農薬分析作業のセミオートメーション化

株式会社ニッスイ 鈴木 賢一 様

残留農薬分析では、前処理や分析バイアル調製に多くの手作業を要します。本講演では、Andrew+ を用いた分注・混合工程のセミオートメーション化事例を紹介し、作業時間の短縮や操作の標準化に加え、数値には表れにくい担当者負担の軽減効果と、導入上の課題をご説明します。

14:10~14:55  最新の高分解能質量分析計と微量物質分析事例の紹介

日本ウォーターズ株式会社 安東 友繁

微量物質分析を可能にする高分解能質量分析計について、次世代の多重反射飛行時間型質量分析計 Xevo MRT P10 などの最新技術と、高分解能質量分析計を用いたアレルゲンタンパク質の網羅的分析から MRM 条件開発への展開、PFAS やマイクロプラスチックの分析事例について紹介します。

14:55~15:15  休憩

15:15~15:55  残留農薬通知一斉分析法への APGC イオン化法の適応

一般財団法人新日本検定協会 下川 祐太朗 様

高感度な APGC の特徴を活かし、厚生労働省通知に示された「GC/MS による農薬等の一斉試験法(農産物)」による抽出液を分取・精製した後、濃縮操作を省略する迅速な試験法を検討しました。本講演では、十分な試料採取量を確保しつつ、良好な測定結果が得られましたので紹介します。

15:55~16:40  LC-MS による微量物質分析を支えるサンプル前処理のご紹介

日本ウォーターズ株式会社 磯俣 亮

精度の高い分析を行うためには、適切なサンプル前処理が不可欠です。本講演では、PFAS やニトロソアミンを対象とした前処理例をご紹介します。併せて、使用される固相抽出製品や前処理器具、分析カラムの特長を解説するとともに、試料の種類に応じた最適な前処理メソッドをご紹介します。

16:40~16:50  閉会のご挨拶

17:00~18:30  情報交換会

*プログラムは変更される場合もございます。