開会のご挨拶
ワールド・テキスタイル・インフォメーション・ネットワーク
マーク・ジャーヴィス
市場インテリジェンス
09:35 - ムトゥル・シャオシュ・オロズコ
ワールド・テキスタイル・インフォメーション・ネットワーク
デジタルプリント市場の概観

WTiN インテリジェンス: デジタル テキスタイル2017年市場はまだまだ驚くべき状態です。 2017年の高成長率は、業界をデジタルプリント生産量19億平方メートル超へと押し上げました。このプレゼンテーションでは現在のデジタルテキスタイル市場の規模と形をさぐり、鍵となる成長中の市場に光をあて、将来の成長領域を予測します。

10:00 - 大野彰得
大野インクジェットコンサルティング
デジタル化の産業比較論:何故セラミック業界のインクジェット化は5年間で完了したのか?

「インクジェット捺染」や「デジタルテキスタイル」が提唱されて、かれこれ20年が経つが、いまだにデジタルプリント化比率は3~5%に留まっている。これは商業印刷などでも概ね似たような状況である。(商業印刷は印刷量そのものが減少しているという側面はあるが・・・)。一方、セラミック業界のインクジェット化が僅か5年ほどで完了し、既に飽和状態にある。この違いは何なのか?これを解き明かすことで、テキスタイル業界のデジタル化の加速に資することは可能だろうか?
10:30 - コーヒーブレーク
インダストリー4.0革命におけるデジタルプリントの立ち位置
10:55 - ヘレ・アービルド
BUGI スタジオ
あるテキスタイルデザイナーがたどったデジタルの旅路

この発表ではアービルド氏は今まで自分がどのようなデジタルの道程をたどってきたのか語ります。コペンハーゲンのデザイン学校のために行ったリサーチ、どのような障害にぶつかったか、どのようなことを試してきたか、そして、現在どの段階にあるのか。アービルド氏は、さらに、現在使っている機器について、なぜそれを特に選んだのか、その理由、そして用いている機器とセットアップの利点と弱点について説明します。最後に、デジタルという新しくエキサイティングな技術から最大限のポテンシャルを引き出すための現実的で実践的な利用法のアドヴァイスを提供します。
11:20 - サンジーヴ・カマト博士
インフォ・テック
テキスタイルおよび衣料プリントに向けた次世代型ワークフローの自動化と色管理

Kothari Print Pro®はデジタルテキスタイルプリント向けの有数のRIPソフトウェアです。 DTG ヴァージョンはユーザーによって質の「基準」であると考えられています。私たちは質と利潤の改善に焦点を当て続けていますが、 このプレゼンテーションではKothariの以下三つのイノヴェーションに触れます。

1. 色領域を広げ、新たなデザインの選択肢を増やす、蛍光色の管理
2. Color iOSが DTG プリンターにもとめられる水準を押し上げているなかでの、 インクレイヤーの背景色を用いた利潤の改善
3. ビジネス管理をより簡単にし、生産性を高めるワークフローの自動化による製造オペレーターに必要なスキルの削減と、製造におけるミスの削減。そのために用いられるバーコードを基にした XML ジョブチケット、自動化サーバー、およびネットワークエージェント。
11:50 - ギスバート・ハームセン氏
ニーナー・コールデンホーブ社
デジタルテキスタイルプリント業界における持続可能な昇華捺染紙の開発

昇華技術はデジタル テキスタイルプリントの世界で目覚ましい成長を見せており、その勢いはしばらく続きそうです。市場は待ち時間の減少と、より小規模の最小発注量を求めています。 デジタル昇華転写捺染用紙もまた、こうした市場の要求に環境に優しく、持続可能なやり方で応えていくことが求められています。このプレゼンテーションではニーナー・コールデンホーブのデジタル昇華転写捺染用紙ポートフォリオ開発に焦点をあて、いかに私たちにとって大切な環境の保護を達成しているのかについてお話しします。

1. プリントに最適な昇華捺染用紙をどのように決定するのか?
2. コート紙と非コート紙、その違いとは?
3. 用紙製造における持続可能性 - 事実と寓話。
4. 顧客ケーススタディ
12:25 - ランチ
第四セッション インダストリー4.0革命におけるデジタルプリントの立ち位置
13:15 - 須貝 謙一
コーニット アジア
デジタル世界がガーメントやテキスタイル業界に衝撃

デジタル世界がガーメントやテキスタイル業界に衝撃
今はデジタルの世界だ。オンラインやスマホアプリでのショッピングなど、世界のほぼすべてはデジタル化している。このデジタル世界の中で、消費者のニーズが急遽に増加、変化する一方、ここ数十年間に業界がほぼ同じペースで進歩している。
消費者と業界の歩調を合わせることはコーニットのミッションだ。今の業界が追いつけないほどに、ファッショントレンドの流行り廃りが速い。このようなトレンドがアパレルの生産方法を変えて、テキスタイルメーカーに持続可能な短期生産を一層促進させる。同時に、価格上昇圧力はガーメントメーカーに売れ残りの在庫を削減、値下げを回避させる。幸い、デジタルテクノロジーは簡単に利用できて、順応性の高くて、持続可能で、メーカーがそれでトレンドを追える。
13:45 - ジョス・ノーターマンズ氏
SPG プリント
ファストファッションの重要な立役者、デジタル テキスタイル プリント

ファストファッションは、単なるトレンドから、新たなスタンダードへと成長しました。過去20年間の間に私たちは1年あたり4つのシーズンから、多数のシーズンへと変化したのです。ZaraやH&Mのようなファッション大手はコレクションのほとんどを2週間ごとに置き換えています。これはデジタルプリントなしではできないことです。このスピーチではファストファッションの原則についてお話しし、いかにブランドとプリント業者が デジタルテキスタイルプリント独自の特徴をテコにして、極めて短時間での製造サイクルを達成するかについてお話しします。
14:15 - タンジー・フォール氏
ワールド・テキスタイル・インフォメーション・ネットワーク
テキスタイルおよび 衣料業界におけるインダストリー4.0のインパクト

テキスタイル業界は伝統的には新たな技術の導入がゆっくりしていたました。『デジタルテキスタイル』の編集者であるタンジー・フォールは、なぜ今こそが行動を起こすべき時なのかについて語ります。この発表は、どのように、AI(人工知能)やクラウドコンピューティングのような、インダストリー4.0とIoTのソリューションがグローバルにテキスタイルと衣料業界にとって直接的な利益になるのか説明します。フォール氏はまた、製造技術の革新によって新たに台頭しつつあるビジネスモデルについて専門家としての見解を提供します。
14:40 - コーヒーブレーク
日本でのデジタルの道
15:05 - 田中昭彦 氏
レクトラ 日本
デジタル化するファッションマーケットとレクトラのテクノロジー

インダストリー4.0のパイオニアであるレクトラが、ファッション&アパレル業界に影響を与えるメガトレンドについて分析します。また変化の激しいファッション業界で企業が勝ち残っていくために必要なデジタル化、サプライチェーン・マネジメント、PLM(商品ライフサイクルマネジメント、メイド・ツゥ・メジャー生産、3Dテクノロジーなどの手法をご紹介します。

15:45 - 川野 俊充
ベッコフオートメーション
「インダストリー4.0 最前線:産業用IoTとAIが導く製造業の未来」

「ドイツで始まった製造業のデジタル革命「インダストリー4.0」.IoTとAIを活用してデジタル化を加速させていく近年の動向と,異なる業界での事例,テキスタイル業界への期待についてご紹介します」
16:25 - 堀江賢司 氏
堀江織物株式会社
デジタル染色工場はハードからシステムの時代へ〜しなやかな強い連携が生み出す国内染色工場ネットワークとクラウド生産管理システム

高性能なデジタルテキスタイルプリンターが続々発売され、全国の染色工場でもデジタル捺染に取り組む染工場が増えてきました。顧客の購買行動がWEBにシフトし、ものづくりが大量生産から個別オンデマンド生産に変化する時代には、機械への設備投資だけでなくWEBと工場をつなぐシステム開発が必要です。
全国のデジタル捺染に力をいれる染色工場がしなやかに繋がり、共通のクラウド製造管理システム「HappyFabric
Gateway」を使うことで、これまでブラックボックス化している生地の種類や染色方法の違いを明確化し新しいニーズを掘り起こしていきます。
17:05 - パネルディスカッション
パネルセッション: コーニット・アジア、川野利充氏、ジョス・ノーターマンズ氏他
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